いつもの職場が全く別世界に!?転職を真剣に考える副産物とは?
転職について考えることは、転職後の生活を考えること。
これは当たり前かもしれませんが、実際、転職を真剣に考えることで、明日も通う今の職場の景色も一変するかもしれません。もう辞めたい職場で、とにかく離れたいという気持ちが落ち着き冷静になれることもありますが、より良い転職に向けて今の職場で出来ることも見つかるようです。
転職活動を始めると、いくつも新しい視点が手に入る!
今の職場は楽しいでしょうか?目的を持って充実した毎日を過ごせているでしょうか?転職活動を始めて見ると、もしかしたら転職する前の今の職場での仕事も一変するかも知れません。
パターン1:転職したい、と考えていたけど、どこにいっても同じ!?
仕事がきつくて職場を変えたい、嫌な上司がいて辞めたい、もっと良い給与で働きたい。
そう考えて転職活動を始めてみたが、客観的にみて、どの職場でも見られるような職場の厳しさや、上司の存在も特別問題視すべきレベルではない場合などは、まず現在の職場できちんと仕事の基礎体力をつけることが求められるケースがあります。転職先はないことはないですが、転職先でも結局同じような不満を抱えて再び転職。となってしまう可能性が高いです。そうなると短期間で転職を繰り返すこととなり転職する度に条件は悪化。気づいたら負のスパイラルに陥り、最初の職場よりも良くない条件ではたらくことになってしまうことが容易に想定されます。ビジネスの基礎体力がないことに起因した転職希望や、昇級希望はやはり認められないようです。
パターン2:転職しないで現場を改善する。
職場にどうしても嫌なことがあって転職したい場合は、「辞めたい」という気持ちが大きくなってしまっていて、冷静な判断ができない場合もあります。転職コンサルタントに相談することによって、転職したい理由がたった一つの雇用条件だったり、たった一人の上司だった場合、転職以外の解決策も考えた方がいいかもしれません。例えば、どうしても会わない上司が辞めてしまったことで、一気になにもかも気に入った職場だと気づいて転職を辞めた、という人もいます。冷静になって、転職したい原因を見つめ、その障壁はのぞけないとか、という視点も必要です。
パターン3:今の職場で、より良い転職に向けて助走を始める!
希望の転職先について、転職キャリアコンサルタントと話すうちに、希望する転職を実現するためには、足りないスキルがある。そう気づいたその日から、今の職場で励むべき業務が明確に。
次の職場のために今の職場を頑張る、という動機はちょっと不謹慎かもしれませんが、仕事に精一杯取り組むことは、くすぶっているよりもよっぽどよいでしょう。ただ辞めたい職場だった毎日が、目的をもって修練する充実の現場に変わるかもしれません。
広い視野を手に入れる。考えるのはそこからじゃない?
転職活動を通じて、いつのまにか狭まっていた仕事の世界。一度広い視点で自分を見つめ直す機会をもつことができるのが転職活動の大きなメリット。転職するしないに関わらず、早いうちにこの視点を持つことであなたの薬剤師としてのスキルアップの方向も速度もきっと無駄の少ないものになるでしょう。そのような視点を客観的に提供してくれるのが、プロフェッショナルな転職コンサルタント。無料で利用できる転職支援サイトは多いですが、信頼できる会社に談してみましょう。
また自分という視点だけでなく、転職希望先の状況や求める人材、薬剤師教育の変化など、薬剤師をとりまく業界全体の影響にも気づくキッカケとなるのです。「自分の客観的な市場価値」を知り、自分では気づかなかった「業種や業態での可能性」、「将来の抱えるリスク」をふまえて、今一度自分の薬剤師人生を捉え直してみませんか?その結果として、
「すぐに転職しよう」
「3年後の新しいキャリアに向けて努力しよう」
「転職せずに、今の職場でやり遂げてみよう」
と自らの目標や今後のキャリア形成がより具体的に、現実的に確認できるはずです。
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コラムのまとめ!
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転職を考えることは、今の職場での立ち位置を再確認すること。
転職に向けて、前向きな目標をもって今の職場を最大限利用しよう。
転職活動を始めることが、始めて進むことも留まることも選択肢として持つことができる。